レトワール　ラッサンブラージュ（ウイエ） 2020 モンブルジョー 750ml

樹齢の高いシャルドネとサヴァニャンを混植混醸

栽培・醸造

このキュヴェに使用されているブドウの収穫区画「アン・バノード(En Banode)」は、1975年から1977年に植樹されたシャルドネとサヴァニャンが凡そ半々で混栽されています。ブドウにストレスを与えないよう剪定を行わない区画。自然のまま伸ばし、干ばつに備えて上部の蔓を編み込んで日陰を形成し、ブドウを守っています。周りの森林の自然体系のままに植生をできるだけ自由にし、水ストレスを与えないようにしています。

区画に応じた土壌の耕作はほぼせず、必要な場合のみ部分的に耕作します。収穫は手作業で行い、ブドウの重みで潰れるのを避けるために小分けで摘み取ります。収穫したブドウ全体をまとめて除梗せずにプレスし、果汁は一晩前清澄をかけてから天然酵母にてアルコール発酵を開始させます。発酵は大樽で行われ、12ヶ月間シュールリーで熟成後補酒し、ステンレスタンクで更に6ヶ月間熟成させます。ワインはできる限りろ過せずに瓶詰めされます。

合わせたい料理

牡蠣のクリーム煮、コンテチーズを使った前菜、春巻きなど中華料理全般に楽しめます。

ドメーヌ・ド・モンブルジョーについて

ジュラ地方にあるレトワールは、1937年に原産地呼称に認定された小さな地区。レトワールとは星の意味で、同名の村を5つの丘が囲み星形になっていること、そしてブドウ畑から見つかる星形のウミユリの化石に由来している。ドメーヌ・ド・モンブルジョーはこの地で1世紀近くワイン造りに携わってきた。

ドメーヌ・ド・モンブルジョーは1920年に現当主の祖父ヴィクトール・グロにより設立された。1986年に2代目ジャン・グロの4人姉妹の次女ニコル・ドゥリオが引き継ぎ、ワイナリーの機材を刷新、畑も拡大した。粘土、泥灰土、石灰質土壌の畑にシャルドネとサヴァニャン、少量のトルソーとプルサールが植えられている。クレマンとヴァン・ド・パイユを除き、ワインはこの土地のミネラルとエレガンスが特徴の酸化熟成タイプ。その造りは一部を除き、ウイヤージュ（補酒）をしないあくまで伝統的なスタイル。白ワインを熟成させる樽の中のワインの表面にはフロール（産膜酵母）と呼ばれる白い膜ができ、ワインの劣化を防ぐとともにこの地方独特の風味が生まれる。近年、2人の息子がドメーヌに加わり、モダンな造りにも積極的にチャレンジしている。

商品スペック