萬乗醸造

すべては田んぼと畑から始まる

創業は1647年。「九平治」という名は代々襲名され、現当主の久野九平治氏は15代目。
「醸し人九平次」は、日本酒の新たな価値を創造したいという思いから生まれました。

「醸し人九平次」はパリでテイスティングの機会を得て、フランスでプロモーションを行うことになりました。その中で、フランスのシェフやソムリエから最初に聞かれたのは、日本酒の造り方ではなく、原料の「お米」についてでした。

日本酒では、酒米は専門の農家が栽培し、酒蔵はそのお米を購入して醸造するのが一般的でしたが、九平治氏は自分でお米を育てていない後ろめたさが募ります。

この後ろめたさから脱するため、兵庫県の黒田庄で稲作を始め、2014年からは岡山赤磐で「雄町」の栽培も開始します。
そのお米で造ったのが「黒田庄に生まれて、」「協田」です。

さらに、フランスで育てたお米で醸した酒、「カマルグに生まれて、」をリリース。そして、フランス・ブルゴーニュ地方でワインを醸す事を目指し、ワイン「DOMAINE KUHEIJI」もリリースします。

萬乗醸造では、既存の酒造りの枠に囚われることなく、日本酒とワインの境界線をなくし、両者の経験や知識を融合させ、革新的な酒造りを行っています。

熟した果実味と、気品・優しさ・懐かしさ

「醸し人九平次」は、人がナーバスに感じる苦味や渋味、そして酸味をあえて大切にしています。
素材に敬意を払い、テクニックに依存せず醸された日本酒には「多種な香り」と「五味」が宿り、それらが調和して、ナチュラルで立体的な飲み物へと形づくられていくのです。

中でも「酸」は、人間に例えるなら「背骨」です。背筋の伸びた姿勢良き姿は、美しいものです。
「様々な表情を見せる香り」と「美しいエレガントな酸」がKUHEIJIのすべての商品に、根底の軸となって貫かれています。

醸し人九平次 / 萬乗醸造

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