農民ロッソ 2022 ココ・ファーム・ワイナリー 750ml
国内産のブドウを野生酵母で醗酵
果実味と希望に満ちた日本の赤ワイン
栽培・醸造
2020年に収穫されたブドウを選果し除梗、タンクに入れ野生酵母で醗酵させました。セパージュは、伝統的なボルドー品種、メルロやカベルネ・ソーヴィニョンやカベルネ・フランに、日本固有の葡萄品種 マスカット・ベーリーAやブラック・クイーンなどをバランス良く加えました。その土地その土地で元気に育った赤ワイン用葡萄が、絶妙のバランスで美味しいハーモニーを奏でます。
十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら約1~2週間醸した後、マストを搾りワインを皮と種から分離。また一部は約1~2週間MC(マセラシオンカルボニック)行った後プレス。木樽、オークタンク、ステンレスタンク、プラスチックタンクに移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促します。
木樽および各タンクで約5〜6カ月熟成。澱引き後、清澄せず、濾過を行いました。
香り・味わい
ラズベリー、イチゴ、ダークチェリーの果実に、クミンやブラックペッパーのスパイス、なめし皮やトーストの香りを感じる。味わいは柔らかく、さわやかな酸と溶け込んだやさしいタンニンがほのかな苦みと共に口中に広がり、染み入るような余韻が心地いい。
おススメの飲み方、合わせたい料理
鰹の藁焼き、チリコンカン、山うどの味噌炒め、肉じゃが、ゴボウとトリッパのトマト煮込み、アランチーニ、ロコモコ、鰤の照り焼き、ブフブルギニオン、プレッツェル、シェーブルチーズなどがおススメ。
2024年頃までは果実主体の風味が続く感じられます。2025年以降は、熟成によりタンニンが滑らかになり、旨味や香ばしさ主体の味わいへと変わっていくと予想されます。
ココ・ファーム・ワイナリーについて
1950年代、栃木県足利市の特殊学級の中学生たちとその担任教師(川田昇)によって山の急斜面に葡萄畑が開墾されました。
1969年この葡萄畑の麓で、指定障害者支援施設こころみ学園(社会福祉法人こころみる会運営)がスタートしました。社会福祉法人には葡萄をワインにするための果実酒製造免許が下付されません。そのため1980年、こころみ学園園長である川田昇の考えに賛同する父兄たちにより一般の事業所であるココ・ファーム・ワイナリー有限会社が設立されました。1984年に晴れて果実酒製造免許を取得し、ワインづくりをスタート。2007年より100%日本の葡萄からワインをつくり、現在、ココ・ファーム・ワイナリーの自家製ワインはすべて「日本ワイン」です。
自家畑では化学肥料や除草剤は一切使わず、醸造場での醗酵も天然の野生酵母や野生乳酸菌が中心。“こんなワインになりたい”という葡萄の声に耳を澄ませ、その持ち味を生かすことを大切にしています。
商品スペック
原語表記 | 農民ロッソ 2020 |
---|---|
生産者 | ココ・ファーム・ワイナリー |
原産地 | 日本/栃木県 |
品種 | メルロ44%、カベルネ・ソーヴィニョン28%、マスカット・ベーリーA18%、ブラック・クイーン9%、カベルネ・フラン1% |
タイプ | 赤 |
アルコール度数 | 11.9度 |
容量 | 750ml |
土壌 | -- |