タケダワイナリー

良いワインは良い葡萄から

タケダワイナリーは、蔵王連峰のふもと、山形県上山市かみのやま温泉郷よりほど遠くない南向きの高台に位置します。
明治初期に、初代の武田猪之助氏ががブドウ栽培を開始して今に至り、現社長の岸平典子氏は5代目にあたります。

ワイン造りを開始したのは1920 年。「良いワインは良い葡萄から」をモットーにブドウ栽培とワイン造りを続けています。開業以来、自社畑ブドウもしくは山形県産ブドウしか使用したことがないのも、日本のワイナリーとしては特筆すべきことといえます。
ブドウ栽培から、収穫、醸造、瓶詰め、そして出荷まですべて農園内の自社ワイナリーで丁寧に行われます。

20年をかけて畑の土壌を改良

ワイナリーのある上山市は山形盆地の気候で、過去に日本最高気温を記録したほど夏は暑く、寒暖の差が激しく、降雨量も雪を除けば年間400mmから800mmと、ブドウの栽培に適した気候風土です。
畑は東南に面した斜面が多く、日照条件に恵まれた立地にあります。

もともとは火山灰の粘土質酸性土壌でブドウ栽培には適さない土質でしたが、先代から20年の歳月をかけて有機的な方法による土壌改良を行い、ブドウ栽培に適した土地をつくりあげました。
そうしてつくられた15ヘクタールの自社農園で、減農薬、無化学肥料によるブドウ栽培を行っています。
ビオディナミも試験的に取り入れ、収穫や仕込み、澱引き、瓶詰めなどの作業をできるだけ月の満ち欠けに従って行います。
また、野生酵母でのワイン造り、酸化防止剤の亜硫酸を使用しないサン・スフルなども実践しています。

高樹齢のブドウが生み出す凝縮した味わい

タケダワイナリーでは、ヨーロッパ系の高級ワイン専用品種であるカベルネ・ソーヴィニョン種、メルロ種、シャルドネ種を、当時の日本では画期的であった垣根仕立てでいち早く栽培開始。平均樹齢は20年を超えています。

他にも、樹齢60年を超えるマスカット・ベリーA種やブラック・クイーン種など、山形県を代表する品種の栽培にも力を入れています。
秋の収穫前には摘果を行い、実ったブドウは一房一房、良質のものを選んで手摘みで収穫。
さらにタンクに入れる前に、未熟果や病気のついた房がないかもう一度選果し、完全に除梗を行います。

使用する新樽の割合、樽に使われるオーク材の産地、樽熟成期間に関しては、その年ごとにブドウ、ワインの出来具合をみて、ベストなやり方を選びます。
コラージュ(澱下げ剤)やフィルター等の使用は最小限もしくは、使用しない場合もあります。

タケダワイナリー/山形

並び替え:
価格の低い順
価格の高い順
おすすめ順
新着順

(全2件)2件表示

  • 1