王祿酒造

王者の風格を持つ酒

王祿酒造は、意宇郡揖屋村(現在の松江市東出雲町揖屋)で江戸末期より酒造りを始めて170年余。
秋に小作人が納入する収納米を有効に使おうと麹作りを始めたのが始まりで、今では年間生産石数は約600石におよびます。
六代目にあたる石原丈径氏のもと、杜氏以下6名の蔵人の手によって酒造りに取り組んでいます。

「王祿」という名前は、三代目の平太郎氏による命名。
古来中国では酒を「天の美禄」と呼んでおり、数多ある美禄の中で​常に王者の風格を持つ酒でありたいという思いが込められています。

王祿のコンセプト

生まれたままの酒を楽しんでもらうため、お酒は無濾過で、ほとんどが生酒です。火入れをする場合も、生詰め(1回のみ瓶火入れ)とし、できる限り自然のままの味わいを維持するようにしています。
また、酒をブレンドすることによる無理な味の統一化をしていません。そのため、同じ銘柄、種類のお酒でも、仕込みタンクの違いにより酒の成分に若干の違いがあります。

濾過をせず火入れも極力しないため、通常のタンクでの貯蔵では酒が劣化してしまいます。従って、出来た酒はすぐに瓶詰めし、全量冷蔵コンテナーにて徹底した冷蔵管理をしています。

仕込み水 通称「黄金井戸」

昭和37年、蔵内の井戸に不満を抱いていた四代目の陽三氏が、調査団を編成して発見した湧き水が「黄金井戸」。

中国山脈からの自然湧水で、カルシウム、マグネシウムが豊富に含まれ、日本酒を仕込む際に悪影響を及ぼす鉄、アンモニアは皆無。しかし、水脈から酒造場までの距離は約2㎞ありました。
陽三氏は全ての私財を投じて大工事を行って蔵に引き込み、黄金を積んでも価値があると言い「黄金井戸」と命名しました。
仕込み、器具の洗浄から生活用水に至るまで、全てをこの井戸水で賄っています。

王祿 / 王祿酒造

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