バス・フィリップ エステート ピノノワール 2021 バス・フィリップ 750ml

世界が注目するチーム・フーリエの初ヴィンテージ

栽培・醸造

ブドウは選果、除梗され、解放式の発酵槽にて野⽣酵母で発酵します。発酵後、圧搾し落ち着かせてから樽（新樽比率22％）に移し、14か⽉間熟成させています。最良の樽ををセレクトし、タンクにてブレンド。その後、無濾過・無清澄で瓶詰めしています。2021年ヴィンテージは、チーム・ジャン・マリー・フーリエ体制の初ヴィンテージとなります。

香り、味わい

華やかなポプリの⾹りに、バラの花びらと赤いベリーと共に中国茶のほのかな⾹りが広がります。まさにピノ・ノワールの真髄。ベルベットのような口当たりで、中盤には豊かなフルーツの味わい。粉っぽいタンニンに包まれながら、口の中で繊細な風味が舞い踊ります。

バス・フィリップ・ワインズについて

「フィリップ・ジョーンズ」、1970年代にピノ・ノワールに魅せられたただ1人のオーストラリアのワインメーカーだった。「Chateau Ducru Beaucaillou」に短い恋をし、伝説のブルゴーニュのワインプロデューサーである、晩年の「Henri Jayer」の素晴らしいワインに魅了されたのがことの始まりだった。その当時彼の畑の大部分に植えられていたカベルネ種とメルロー種は全て抜き取られ、ピノ・ノワールに植え替えられたのである。
この小さな10エーカー程の土地に1979年にフィリップ・ジョーンズによって設立されたワイナリーは、ブルゴーニュの偉大なドメーヌとそう違わないほどの名声（評判）を急速に得ている。時にはエーカーあたり1トン以下という非常に少ない収量、区画毎に分けられたワインの生産量もわずか数百ケースのみ。
それぞれのぶどうは手摘みで収穫され、選果を経て「バス・フィリップ」としての厳しい基準をクリアーしなかった果実は全て除かれる。

バスフィリップのワイン作りにおける本質はワイン作りの工程をコントロールするのは「自然の力をあるがままに」ということ。灌漑、毒性のある防かび剤、溶液栽培など一切使用せず、ワイナリーに存在する自然酵母、最低限の注排水とフィルター処理、最低限の土壌改良処理が慣習化されている。清澄剤や補酸の使用も避けている。

2020 年ヴィンテージを最後にフィリップ＝ジョーンズは引退し、ワイン造りにおいて同じ志を持つジャン・マリー・フーリエへと繋ぎました。今回リリースされる 2021年ヴィンテージは、栽培 から醸造・瓶詰めまでをすべて新チームの管理下に置 いた最初のヴィンテージです。 ブドウの生育初期は非常に困難でしたが、開花・結 実・成熟期は理想的な年となりました。良質なブドウは複雑さと赤い果実 を前面に出し、エレガントさをワインにもたらせました。若いうち でも存分に楽しめ、なおかつ熟成のポテンシャルも高い酸 度とスムーズなタンニン。現地でもほとんどのワインが完売、世界が注目している特別なヴィンテージ。

商品スペック