紀土 KID 純米吟醸 杜氏資格保有者シリーズ #4 720ml 平和酒造
紀土の、南部杜氏資格保有者仕込の第4弾!
「飲み飽きしない食中酒として楽しめる純米吟醸」がコンセプト
商品概要
南部杜氏資格保有者仕込の第4弾。今回は田村浩貴を中心とした平和酒造の杜氏資格保有者たちでディスカッションを重ね、「飲み飽きしない食中酒として楽しめる純米吟醸」をコンセプトに醸造しました。なめらかですっとなじむ質感のお酒を目指し、軽快な酸を出す酵母、澄んだ香りを生む酵母の2種をブレンドして使用しています。醪は低温で温度変化を少なくし、長期間穏やかに発酵させました。
香り、味わい
口当たりには優しい甘味を感じるまろやかさ、後半で酸を感じる切れのある味わいに仕上がっています。
おススメの飲み方、合わせたい料理
冷酒では、口に含むと、ぶどうや梨を連想する優しい香り、酸味と渋味による味わいの輪郭を感じながらすっきりとお召し上がりいただけます。温めてお召し上がりいただく方は、是非上燗から熱燗で温めることでより軽快な味わいとなり、お酒が体に染み渡る感覚を感じていただけます。
おでんや肉団子の甘酢あん、カワハギの煮つけなど、様々なお食事と一緒にお楽しみください。
平和酒造について
平和酒造は昭和3年、山本保によって創業をされました。江戸時代からの酒蔵である谷口酒造の谷口保は、婿養子として代々仏寺であった山本家の家督を継ぐことになりました。その際、生来の酒好きが高じ、酒蔵を創業します。当時の山号寺号が「無量山超願寺」であったので現在でも「超願寺」という屋号で呼ばれることもあるそうです。
そんな平和酒造はこれまで幾度か廃業の危機にさらされてきました。第二次世界大戦中、激しくなる戦局に学童疎開や京都など酒蔵の受け入れを国から命じられ酒造の休業をしいられ、さらに戦後しばらくしても酒造免許の再開を許されなかったのです。 そこで二代目である山本保正は「休業蔵再開」の陳情演説を行うため国会に足を運び、震えながらも休業に追い込まれた無念さ、戦後の平和な時代で酒造りをするという希望を語り多くの拍手を浴びたそうです。そういう情熱の末にようやく再開の許可がおりました。この時の平和な時代に酒造りをするという想いが平和という名前を冠した酒蔵名をつけさせたそうです。
しかし再開はしたものの苦労は続き、昭和60年代まで 京都の大手メーカーの桶売り蔵として自社ブランドは細々と販売していました。しかし、自分達が造りたい物を造ろうという想いから自社での販売に力点を置き始めます。 以来、平成元年、5年、17年、20年の全国新酒鑑評会金賞を受賞し、和歌山らしい酒造りに力を注ぎ今日にいたっています。
商品スペック
生産者 | 平和酒造 |
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内容量 | 720ml |
原産地 | 和歌山県 |
特定名称 | 純米吟醸 |
使用米 | 国産米 |
精米歩合 | 50% |
アルコール度数 | 14度 |