牧内 プライベートリザーブ シラー 2020 都農ワイン 750ml
都農独自の栽培方法で誕生したシラー
エレガントタッチながらも、骨格のしっかりとした味わい
栽培・醸造
選別しながら収穫を行い、良質な果実のみをさらに、選果台で選別しながら仕込みました。その後、数種類の酵母を組み合わせ、10日程度の醸し発酵を試みました。その間、果実、果皮に含まれる色や渋味、旨味を引き出すために、櫂入れや液循環を行い、低圧でプレス。22ヶ月間程度フレンチオークで樽熟成させました。
香り、味わい
グラスに注いだ瞬間から心地よい樽の香り、腐葉土、黒糖のような甘い香りが次々に広がります。グラスを回すとシナモンやコショウのようなスパイシーな香り、レーズンやドライフルーツなどの香りが重なり、上質な紅茶を思わせる雰囲気があります。
口に含むと、ブラックチェリーやブルーベリーを思わせる果実味が広がります。程よい樽のニュアンスもあり、ローストナッツのようなスモーキーな味わいも深みを感じる良いアクセントになっています。酸味とタンニンは穏やかに感じられ、後味に現れるリンゴの蜜のような甘さが余韻を楽しませてくれます。豊富な日照を浴びて育ったブドウをイメージさせる南国らしい味わいのシラーです。
おススメの飲み方、合わせたい料理
バランスの良い味わいですが、若さもあります。1年から2年はこの若さも楽しめ、3年から5年と熟成した雰囲気も複雑で面白そうです。
お肉料理との相性は間違なく抜群です。特にウスターソースやバルサミコ酢ソースのような濃い目のソースを使ったお料理と合わせてみてはいかがでしょうか?ソースの濃さに負けないシラーの旨みを感じることが出来るはずです。ビーフシチューやタンシチューなど少し手の込んだお料理とも相性抜群です。
10~15度くらいの常温でお楽しみください。
数々の逆境を乗り越えた「奇跡のワイン」 都農ワイン
1996年、宮崎県の都農町にオープンした「都農ワイン」。最初に都農ワインを知ったときは、南国のイメージとぴったりな明るく華やかな味わいから「暖かくて穏やかな気候ですくすく育ったぶどうから造られているんだろうな」と思っていました。
でも事実は真逆で、南国らしい高温多湿の気候はぶどう栽培に向かない上、都農では間降雨量が4,000ミリ以上と世界のぶどう産地の5~8倍もの雨が降るんだそうです。しかも収穫期には台風が襲来し、強風で葉も果実も多大な被害を蒙ることに。激しい雨でぶどうが房ごと叩き落されたこともあったそうです。
そんな厳しい自然条件の中、都農でぶどう栽培に初めて着手したのが永友百二さんという方でした。戦後まもなく転換作物としてぶどうに注目し、排水対策や防風林の植樹、剪定方法など、独自に技術を開発していき、都農は「尾鈴(おすず)ぶどう」の産地として、昭和60年代には300軒を超すぶどう農家が年間2,000トンを生産するまでに成長しました。
その志を継ぎ、地元産のぶどうのみでワインを造ろうと設立されたのが都農ワインです。
平成6年からはシャルドネやピノ・ノワールといったワイン専用品種の育成を開始。その多くが乾燥した地域が原産地ということもあり苦難の連続でしたが、定説にとらわれず土づくりや樹の仕立てから見直し、独自の方法を確立していきました。
数々の逆境を乗り越えた都農ワインは「奇跡のワイン」として知られ、またその美味しさで世界のワイン100選に選ばれるなど注目を集めています。トロピカルフルーツを思わせる華やかな香りと爽やかな酸が心地よいシャルドネや、白コショウや山椒が薫るシラーなど、「都農にしかないワイン」を是非ご賞味くださいね。
商品スペック
原語表記 | 牧内 プライベートリザーブ シラー 2020 |
---|---|
生産者 | 都農ワイン |
原産地 | 日本/宮崎県 |
品種 | シラー |
タイプ | 赤 |
アルコール度数 | 11度 |
容量 | 750ml |
土壌 |