コルス・フィガリ・ルージュ 2019 クロ・カナレリ 750ml
コルシカから発信する独自のスタイル
栽培・醸造
ビオディナミで栽培。ステンレスと樽で天然酵母による自然発酵。毎日ピジャージュとルモンタージュをかける。フードルと古樽で16ヵ月間熟成。無清澄、無濾過。
香り、味わい
熟れたフランボワーズやチェリーなどの赤い果実のきれいな風味にミネラル由来の塩味とドライハーブの清涼感が程よく調和し、バランスの良い酸が味わいを引き締めている。
合わせたい料理
ナスとパルミジャーノチーズのオーブン焼、豚のリエット、ブイヤベースなど。
ドメーヌ・クロ・カナレリについて
クロ・カナレリは、紀元前5世紀からブドウ栽培が行われる歴史ある生産地、フィガリの生産者。現当主イヴ・カナレリは、1992年に父親からわずか10haのブドウ畑を引き継いだ。当初、父親と同様に協同組合へブドウを売却していたが、1997年より自社ラベルで元詰を開始。
フィガリは、フランス最南端のAOCではあるが、体感温度はカルヴィやパトリモニオよりも低く、特に朝晩の気温の下がり方は、他の地域と比べても大きい。この気候がカナレリのワインの洗練されたスタイルを作り上げる大きな要素の一つとなっている。
初め10haだった畑は年々増えていき、現在はフィガリに33ha、ボニファシオに5ha、サルテーヌに0.5haの計38.5haを所有。2002年から有機栽培を開始し、2006年からはビオディナミを実践している。5年前よりアレナで飲んだビアンコ・ジャンティーユに感激し自らもその栽培を始めた。理想のスタイルは、樽に支配されないピュアでナチュラルなワイン。好奇心旺盛な性格と探究心の強さから、常に最高のワインを求め続けている。
醸造所内にはラボが併設され、ワインを数値化して管理する。醸造学を専門に勉強をしていないこともあり、固定観念にとらわれず、自由な発想でワイン造りを行っている。卵型のコンクリートタンクの導入や、コルシカでは初めてのアンフォラを用いるワイン醸造も開始した。
全てのブドウは徐梗され、グラヴィテ方式でゆっくりとプレスをかけた後にそれぞれのタンクに移される。ロゼはステンレスタンク、白は大樽、赤は小樽と大樽両方、ビアンコ・ジャンティーユが卵型コンクリートタンク、新しいキュヴェにはアンフォラを使用している。
土地やブドウのポテンシャルを大切にしたビオディナミでの葡萄栽培と緻密に計算されたワイン造りが行われており、コルシカワインの中でも独自のスタイルを確立している。
商品スペック
原語表記 | Corse Figari Rouge 2019 Domaine Clos Canarelli |
---|---|
生産者 | ドメーヌ・クロ・カナレリ |
原産地 | フランス/コルス |
原産地呼称 | AOCコルス・フィガリ |
品種 | ニエルッキオ80%、シラー15%、シャッカレロ5% |
タイプ | 赤/ミディアムボディ |
容量 | 750ml |
土壌 | 粘土花崗岩質 |