Gargiulo Vineyards ガルジウロ・ヴィンヤーズ
Gargiulo Vineyards
ガルジウロ・ヴィンヤーズ
〜575OVXから生み出される世界トップクラスのワイン〜
ガルジウロ・ヴィンヤーズは、年間平均僅か4,500ケースを生産する家族経営のワイナリー。
オークヴィル地域に所有する2つの畑から世界トップレベルのワインを造り出している。
当主のジェフ・ガルジウロは元々農業に従事していたが、1992年にマネー・ロード・ランチを購入しワイナリーを創業した
この畑を2年間かけて全面的に植え替え、その後2000年に「575OVX」(オークヴィル・クロスロードの意)を購入。2001年に全面植え替えを行った。
高い品質を維持するため、手作業でのワイン造りが行われている。
手摘みで収穫されたブドウは3段階の選果を経てから、最終的なブレンドでより複雑な構成要素を得るため、40ある畑の区画ごとにフレンチオークの小樽で発酵させている。
ブドウ栽培においても、自然の多様性や循環の維持に努め、その恩恵がワインに注がれている。
マネー・ロード・ランチはオークヴィルの中心部で、土壌は深く、砂と粘土の混じり合った層と砂利の多い沖積層が重層化している。
昼夜の温度差が非常に大きく、それによって酸味と糖のバランスが理想的なブドウが出来る。明るい色のチェリーやブラックベリーの風味が特徴。
575OVXはオークヴィルを象徴する赤く岩の多い丘の東部に位置する。
オークヴィルでは唯一の南向きの斜面で、マネー・ロードから数分の所だが、標高と土壌の違いから異なったワインが出来上がる。
砕かれたミネラル豊富な岩石を含む、鉄分の多い粘土質で、午後には南西向きの斜面から涼しい海風が吹く。
ユニークな土壌と理想的な条件によって、豊富なミネラルと土を感じさせるワインが造られる。バラやラベンダー、熟れたブルーベリーのアロマが特徴。
マネー・ロード・ランチはオークヴィルの中心部で、土壌は深く、砂と粘土の混じり合った層と砂利の多い沖積層が重層化している。
昼夜の温度差が非常に大きく、それによって酸味と糖のバランスが理想的なブドウが出来る。明るい色のチェリーやブラックベリーの風味が特徴。
参加社員
弊社代表:君嶋
社長秘書:岡野
WEB業務部:栗原
2017年2月某日
追い求めていた、これぞカジュアルな食中酒
君嶋「去年(2016年)の6月からですから、この2015年が弊社が初めて扱うヴィンテージです。
香港で開催されたVinexpoで飲んで、あまりに旨くて安いもんだから、すぐに買いに行ったんですよ。
(※Vinexpoヴィネクスポとは、世界最大規模のワインの展示会で、一年おきにフランス・ボルドー、アジア各国で開催されています。)
2000円位で、カジュアルで、家庭料理に合って、一本あれば肉も魚もどんな食事にも合うようなワインを探していたんです。
このワインは、有機栽培の認証も取っています。
タンニンがしっかりしているけれど、エレガント。混じり気が無いんです。」
WEB「美味しーい!!これで2000円は安いですね…。」
君嶋「そうなんですよ。この価格帯でこのクオリティの食中酒を追い求めていたんですよ!」
岡野「うーん、美味しいですね。キレイですよね。酸がキレイ。」
WEB「タンニンがしっかりしていますが、舌が乾く感じが無いですね。」
君嶋「しっとりしてるよね。果実味がすごくあるし。
こういうワインをご家庭で毎日飲んで頂きたいんですよ。」
岡野「パスタが食べたくなっちゃう。」
WEB「本当に・・・。今週末買っちゃおうかな・・・。」
君嶋「私は1ケース買っちゃおうかと思ってるんですよ。普段飲み用に。」
岡野「カポナータも合いそう・・・。昔ながらのナポリタンもいいかも、ベーコンやピーマンや玉ねぎが入ってる・・・。」
WEB「弊社で取扱いがあるのは3銘柄で、こちらの赤ワインが一番お安いんですよね。」
君嶋「ここは本当に良心的な価格設定で、ロッソ・ディ・モンタルチーノも3000円位だし。」
岡野「トリッパも合いそう♫」
君嶋「トリッパなんか絶対合うよね。
ここのワイナリーの奥様が素敵な方でね、フランチェスカというんだけど、美味しい手料理を沢山ご馳走してくれて・・・。
これはね、本当に、ケース買いがおススメです。」
WEB「ケース買い出来るお値段ですしね。」
君嶋「(突然)ちょっと「さきいか」買ってこようか。」
一同「えっっっ???(ぽかん)」
君嶋「普通、赤ワインとさきいかって全然合わないでしょ?」
一同「そうですね・・・合うなんて思ったことないですね。」
ーさきいかと明太子を手にした君嶋が戻ってくる
君嶋「本当に合うから、さぁどうぞ!」
WEB「・・・本当だ、さきいかの旨味とワインがぶつからない!普通生臭くなってしまうのに・・・。」
君嶋「(誇らしげに)だから食卓にこのワインが必要なんですよ。」
岡野「うん…合う(笑)」
君嶋「明太子なんて、もっとびっくりポンですよ!!
魚卵と唐辛子なんて普通赤ワインと合わないでしょう。」
WEB「本当ですね・・・!!!こんなことってあるんですね。
私も、たらこや乾きもののおつまみと赤ワインを合わせたことがありますが、嫌な生臭さが増しただけだったのに。」
岡野「明太子スパゲティがいいんじゃない。味付けに昆布茶を入れて、海苔をわーっとかけて。」
君嶋「そうそう、海苔も合うんですよ、このワイン。
明太子スパに合う赤ワインなんて滅多にないよね。」
岡野「お花見に持って行って、気軽なおつまみと一緒に合わせたら良さそう♬
バゲットに明太子を乗せておつまみにしても・・・。」
君嶋「ガーリック・トーストに明太子乗せたりね。」
岡野「サンジョヴェーゼのいいとこ取りしているワインですね。」
まるで映画のような出会い。音楽が結んだ縁とは
君嶋「こちらのワインは978ケース(1ケース12本入り)しか生産されていないんですよ。
サンジョヴェーゼ97%、カベルネ・ソーヴィニヨン3%、アルコール度数13.8%。
サンジョヴェーゼが植えられている畑は、「シルバーオーク」に隣接していて、「オーパス・ワン」よりもいい場所にあるんですよ。
隣の畑は、あの「スクリーミング・イーグル」。
(※世界中の評論家から高評価を受け、一本数十万円するワインを少量生産しているワイナリー)
この土地は、カベルネにとって最高の土地といわれているのですが、何故そこであえてサンジョヴェーゼを植えているのか。
オーナーのお祖父さんがイタリア移民で、敬意を表してイタリア品種のサンジョヴェーゼを植えているんですよ。
カベルネを栽培すれば、値が高くつくにも関わらず。
キュヴェ名の「エイプリル」は娘さんの名前で、祖父への敬意と娘への愛情を込めたワインなんですよ。
575OVX(オークヴィルクロスロード)は畑の名前なんですが、ここが素晴らしい土地で、サンフランシスコ湾から風が吹き抜けるので、夏でも冷涼でブドウの栽培に適しているんです。
「オーパス・ワン」の辺りが40℃ある時でも、ここは20℃だったり。
土壌は、「スクリーミング・イーグル」と地続きで、鉄分を多く含む赤土で構成されています。
サンジョヴェーゼの比較試飲は面白いよね♪」
WEB「色の濃度が先程のワインと全然違う!」
君嶋「そうそう、太陽がいっぱいの土地で出来たワインとはまた違うよね。
冷涼な土地で造られているから、甘過ぎないのがいいよね。
ここは樽を使用しているけれど、樽から来るエグミが無いんです。」
WEB「口の中でわぁ〜〜〜っと華やかで、アメリカのワインにありがちな樽からくる重い要素は全く無くて、むしろオークのスーッとする風味が後味に清涼感を添えて、ワインを彩っています。」
岡野「こちらの方がもしかしたらさきイカと合うかも・・・。」
WEB「こちらのワイナリーとはいつ頃からのお付き合いなのでしょうか?」
君嶋「かれこれ10年になりますね・・・。
ここのワイナリーとの始まりはまるで映画のようで。
弊社でも取り扱っているGm7というキュヴェがあるでしょう。」
WEB「ジーメジャーセブン・・・?」
君嶋「これは音楽をやっている人なら分かるんですが、ギターのコード名で、オーナーのジェフは音楽家でもあるんですよ。
初めてガルジウロ・ヴィンヤーズを訪れた時、私は一人で。
同行者がみんな事情でいなくなってしまって、通訳もいなくて、本当にたった一人でここを訪れたんです。
私は英語が苦手なので、少し不安もありましたが・・・。
ワイナリーに着くと、娘さんのエイプリルが相手をしてくれて、でも父親であるオーナーのジェフを呼んではくれなくて。
ワイナリーに飾ってあったアコースティックギターが目に入って、「このギターいいね」って言ったんです。
エイプリルが「良かったら弾いてみる?」とギターを渡してきたので、弾いてみたら、彼女が興奮して「ちょっと待って!お父さん呼んでくる!」と・・・。
そこで、ジェフと初めて出会いました。
自分が弾くのはエレキなので、「本当はアコースティックギターは弾かないんだけどね」と言ったら、そのまま敷地内にある彼の音楽スタジオへ連れて行ってくれて。
二人でセッションを繰り返したんですよ。」
WEB「どのようにしてこちらのワイナリーをお知りになったのでしょうか?」
君嶋「実は現地のワイン専門家から、ここのワイナリーがすごくいいと聞いていて。当時まだ日本に入っていなかったんです。
それで、ジェフが、うちのワイン日本で売ってみる?と。
任せてくれたんですね。それが取引の始まりです。」
岡野「そのときのお写真、見たことあります。
それにしても、芸は身を助けるって言うわよね・・・(笑)」
君嶋「オーナーのジェフは、サンキスト・オレンジの元社長で、全財産を投げ打って、スクリーミング・イーグルの隣に畑を買ってワイナリーを設立したんです。」
一同「情熱を感じますね。」
君嶋「その後、2回目に訪問した時は、ジェフはサンフランシスコにいたのですが、私が行くと言ったらわざわざカリフォルニアまで戻ってきてくれて。
その時に「ガルジウロ」と書かれたテイラーの10万円位するギターをプレゼントしてくれて。(※「テイラー」とは、多くのアーティストに愛用されているギター・メーカーのこと。)
私は「日本酒(ポン酒)が最高」のCDを渡したんです。
(※君嶋がボーカルとして参加しているMystic Waters名義で2010年に発売されたCD)
その数年後に訪れた時に、ワイナリーの正面に着いたら、外まで聞こえる大音量で「日本酒が最高」のCDを流して待っていてくれて」
WEB「すごいホスピタリティですね。」
岡野「角煮が合いそう。味付けはそんなに甘くしないで。」
君嶋「赤身の肉が食べたいよ。
さあ、明太子もいってください。サンジョヴェーゼ恐るべしですから・・・。」
岡野「明太子もいいけど・・・無理に合わせることも無いかな(笑)
さきイカは無理にでも合わせてみた方がいいと思うけど。あ、イカめしとかどうでしょう。」
WEB「私は、明太子、しみじみ合うと思いますね〜〜〜」
君嶋「Aprileという銘柄名にちなんで、3〜4月はこちらのワインを10%OFFにしましょう!」
WEB「いいですね。」
岡野「美味しいキムチに合わせたい。
市販の美味しくないキムチはだめよ。私が作った美味しいキムチ。」
君嶋「岡野さん、さっきから一度も吐き出してないんだから。」
岡野「すごく美味しいから・・・飲んじゃう。吐き出せない。喉越しまで試さないと(笑)」
君嶋「それにしても、この組み合わせ、発見だよね。」
岡野「エンドレスですよ、これ(さきイカ)とこれ(サンジョヴェーゼ)だったら(笑)」
君嶋「私がサンジョヴェーゼに惚れた理由はそこ。止まらないの。
家庭料理に一本あると万能。何にでも合う。
タンニンがあるけれど、溶け込んでいるので収斂性が無いのも合わせやすさの理由なんです。」
WEB「今回のサンジョヴェーゼ比較試飲は非常に興味深かったですね。
特に、さきイカ、明太子とのマリアージュには驚きました。」
君嶋「コレ、待っとるに♬と言いたくなっちゃうワインなんです。
(コッレマットーニにかけた渾身のギャグ)」
一同「苦笑」