☆マンガでわかる「自然淘汰」☆

「花巴」でお馴染み美吉野醸造の新銘柄、「自然淘汰」ってどんなお酒?
そんな疑問をマンガでわかりやすく解説いたします!
内容は美吉野醸造 橋本専務に監修して頂いております。
花巴ファンの方も、まだ飲んだことがない方も、是非是非ご覧下さいませ。

  1. 「自然淘汰」は、美吉野醸造さんが造る、新しい銘柄の日本酒です。どんなお酒?というご質問への答えをマンガにしました。
  2. 美吉野醸造があるのは奈良県、吉野郡吉野町。美吉野さんは吉野の風土を大切にしています。山深い吉野は湿度が高く、食べ物は塩漬けにしないと腐ってしまいます。塩漬けと発酵による保存食文化の息づく土地です。
  3. もう一つ、吉野と言えば吉野杉。節がなく(水漏れしない)、香り穏やかで(香りがつきすぎない)、アクが少ない(お酒に色がつかない)吉野杉は、酒造りに重宝されてきました。そんな高湿度の環境ですが、筋には最適。ぐんぐん繁殖し、米をよく溶かす力強い麹菌が生まれます。
  4. 発酵が進むと酸が出るのは当然。その酸を無理に抑制せず、開放する。それが吉野の風土に寄り添うことだと、美吉野さんは考えています。ただ酸っぱいだけではなく、しっかり旨味と調和させる。旨味のもとになるのは、契約農家さんに育ててもらう奈良のお米。
  5. 四方八方山だらけの奈良で、山間部の農家さんのお米、平野部の農家さんのお米、それぞれの良さを見て、農家さんごと、田んぼごとに分けて精米、洗米していきます。お米の旨味を最大限に引き出すには、より強い酵母が必要。酵母にとって苦しい状況を作り、その環境に打ち勝った酵母だけを使います。
  6. 「自然淘汰」というと、「環境に適合できなかったものが滅びていくこと」に目を向けがちになります。ですが、それと同時に「生存力の強いものが残り繁殖すること」も意味しています。
  7. 無理をしない。吉野が生み出す強い酵母で、田んぼごとのお米の違いを理解し、それぞれの個性を解放しました。気候風土、文化、歴史。吉野を知ることで、酸味と旨味に納得し、より深く、味わうことができるお酒。それが清酒「自然淘汰」です。
  8. Q.酒米は何ですか?A.奈良県内契約農家の酒米です。米の品種よりも栽培地ごとの特性を見極め使い分けてます。Q.仕込みごとに味が変わるんですか?A.気候風土に寄り添い、ある程度の変化は受け入れながらも、「らしさ」を出した味になっています。Q.生酒なのに常温保存でいいの?A.酒瓶の中で変化して、何かが滅び何かが生き残った証です。その時々の味をお楽しみください。
  9. 発酵文化は多湿な土地で食べ物を保存するために。日本酒は心を支える宗教の供物として必要だった。高品質な杉材は日本酒造りに欠かせない。残るものの背景には、数々の必然があると考えます。そう思うと、今現在、残り、存在していること。これから迎える淘汰に向けて、生み出していくこと、この二つに価値があるのではないでしょうか?
  10. 吉野の風土に寄り添い、人の心に伝わり、感銘を与え腑に落ちる酒。美吉野醸造の吉野を感じる酒、ぜひ一度、ご賞味ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。
「自然淘汰」は下記のURLよりご購入頂けます。

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http://shopping.kimijimaya.co.jp/shopdetail/000000003358

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