オールド・コーチ・ロード リースリング 2023 サイフリード・エステート 750ml

酸味と甘みのバランスが良い、やや甘口のリースリング

栽培・醸造

自社畑エデンズ・ロード・ヴィンヤードのぶどうを使用。畑は海から15kmに位置し、リッチモンド山脈によって南から守られています。土壌は岩と丸石で、農機具にとって非常に硬い土壌ですが、ネルソンの降り注ぐ日差しの暖かさを保ち、ぶどうを成熟させるには不可欠です。

ぶどうは収穫後、圧搾、ステンレスタンクで低温発酵。発酵は完全な辛口となる前に温度を下げて少し早めに止めます。これによってワインにある程度の糖分が残り、豊かな酸と絶妙にバランスする自然な甘味が与えられます。ブレンド前に3か月、軽くシュール・リーを行っています。

香り、味わい

華やかなマンダリンの花やジンジャーのような香り高い魅力的なアロマが芳醇な味わいを包み込んでいます。メロン、アプリコット、レモンピール、柑橘のニュアンスのあるオフドライのジューシーなスタイルで、ミネラル感と生き生きとした酸味が口の中に広がり、余韻へと続きます。

合わせたい料理

海老や帆立のグリル、チキンのクリーム煮、焼鳥（塩）などと相性が良いです。

サイフリード・エステートについて

サイフリード・エステートは、ネルソン地区のワイン造りのパイオニア。1973年、オーストリア出身のヘルマン･サイフリードが妻のアグネスと共に、ネルソンにワイナリーを開いたのが始まりです。
当時はタバコやホップの畑が点在するこの一帯に、他にぶどう畑は1つもありませんでしたが、サイフリードの成功により、ネルソンはニュージーランドの主要なワイン産地の一つとなり、サイフリードの他に22ものワイナリーが居を構えています。

サイフリードは185ヘクタールのぶどう畑を所有し、年間10万ケースのワインを生産しています。特筆すべきは、ぶどうをすべて自社畑のもので賄っている事、そして、これだけの規模を持ちながら家族5人でワイナリーを経営している事です。

環境にやさしい農業を目指し、農薬や化学肥料の使用は必要最小限にとどめ、省エネルギーと二酸化炭素の排出量抑制のために作業用の機械もなるべく使用しない（牛や羊に除草を行なわせる）など、様々な取り組みを行なっています。

商品スペック