北ののぼ NV ココ・ファーム・ワイナリー　750ml

のびやかな酸、上品なコクが特徴的

栽培・醸造

木村農園のピノ・ノワール、シャルドネを最適なタイミングで収穫。岩見沢の醸造場10Rで房のまま丁寧に搾り、純粋なフリーランの果汁だけを取り出して、野生酵母で一次醗酵させました。
翌春、足利のココ・ファーム・ワイナリーにワインを運び、ワインに蔗糖と酵母を加えて瓶詰め。セラーで66カ月以上瓶内二次醗酵を行います。状態を見て、こころみ学園の園生たちが、毎朝毎晩ビンを45度ずつ回してルミアージュを行い、澱をビンの口に集め、デゴルジュマン（ビン口の澱を取り除く）。ドサージュなしでコルク打栓しています。
造る工程のほとんど全てが手作業で行われています。

香り・味わい

カリンや洋梨の果実の香りに、ヨーグルトやカモミール、石灰などの香りが折り重なって感じられます。味わいはキレのある酸が丸みのあるボディを包み、余韻に香ばしさや軽やかな渋みが続いていきあます。

おススメの飲み方、合わせたい料理

クレソンサラダ、焼き銀杏、マッシュルームのアヒージョ、里芋のフリット、鰻の白焼き、甘鯛の松笠焼き、太刀魚のムニエル、さやいんげんの天ぷら、鱒寿司、宮崎地鶏炭火焼きがおススメです。
2025年までは、フレッシュで豊かな果実味のある味わいが楽しめます。2026年からは、熟成により一体感が増し、香ばしさや熟成感も出てくると思われます。

ココ・ファーム・ワイナリーについて

1950年代、栃木県足利市の特殊学級の中学生たちとその担任教師（川田昇）によって山の急斜面に葡萄畑が開墾されました。
1969年この葡萄畑の麓で、指定障害者支援施設こころみ学園（社会福祉法人こころみる会運営）がスタートしました。社会福祉法人には葡萄をワインにするための果実酒製造免許が下付されません。そのため1980年、こころみ学園園長である川田昇の考えに賛同する父兄たちにより一般の事業所であるココ・ファーム・ワイナリー有限会社が設立されました。1984年に晴れて果実酒製造免許を取得し、ワインづくりをスタート。2007年より100%日本の葡萄からワインをつくり、現在、ココ・ファーム・ワイナリーの自家製ワインはすべて「日本ワイン」です。

自家畑では化学肥料や除草剤は一切使わず、醸造場での醗酵も天然の野生酵母や野生乳酸菌が中心。“こんなワインになりたい”という葡萄の声に耳を澄ませ、その持ち味を生かすことを大切にしています。

商品スペック