シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ　 レ・サンティエ 2018　　＝ステファン・マニャン＝

1789年創業の、モレ・サン・ドニ村の名門ドメーヌ・ステファン・マニャンは4代続く家族経営のドメーヌ。
現当主のステファンは2002年に家業の経営に加わり、2008年から引き継いだ。
ジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーに挟まれた、コート・ド・ニュイの中心部に位置し、4.5haの畑を所有する。

有機栽培でブドウを育て、この地の伝統的な手法を守りながら、凝縮感のあるアロマ、アペラシオンの個性、フィネスや品格を大切にした最上のワイン造りを目指している。

レ・センティエはシャンボール・ミュジニーのプルミエクリュの中でも最も優れた区画と言える。シャンボールのアペラシオンの北部、モレ・サン・ドニとボンヌマール グランクリュの東に隣接するという恵まれた条件で造られるこのワインは、シャンボールの特徴であるフィネスと、モレ・サン・ドニのもつエネルギッシュな印象を与え、しなやかな質感があり、非常に整ったクリュ。

醸造・熟成
畑で選果しながら手摘みで収穫、カーヴでも更に選果を行う。完全除梗し、天然酵母で発酵。約16か月間（12ヶ月間樽で熟成後、3~4ヶ月間ステンレスタンク）熟成。

香りと味わい
ルビー色の色調で、チェリー、香りはフレッシュで端正な印象があり、グリオットやスミレなどの香りが重なって感じられる。口当たりにも香りで感じられた風味があり、繊細で凝縮感もあり、シャンボールのワインそのものの味わい。余韻にも素晴らしい複雑味や非常にコクのある”ワインの粒子”を思わせる風味を感じる。