ステファン・オジェ

しなやかな優美さを真髄とする新しいコート・ロティ

オジェ家は、コート・ロティの中心地アンピュイを拠点に、何世代にもわたりブドウ農家を営み、シャプティエやギガルなどネゴシアンにブドウを販売し生計を立てていました。
1983年、父ミッシェル・オジェがワインを醸造してドメーヌ元詰めをスタート。当時6歳だったステファンは父が行うワイン造りに魅了され、将来ワイン醸造家になることを決意します。

そして、15歳から5年間、ボーヌや南アフリカで修業を積んだステファンが1997年にドメーヌに加わり、親子二人三脚でワイン造りを行います。数年後には、コート・ロティのトップ生産者に数えられる注目すべき存在となりました。
2007年以降は、すべての栽培と醸造を息子ステファンが引き継ぎ、世代交代が行われています。

エレガントでフィネスのあるワインを目指して

父とワインに対する考え方の大きな違いはありませんが、ブルゴーニュで行われている細かな畑の作業や、区画(リュー・ディー)ごとに収穫、醸造する方法を取り入れ、より洗練されたワインへとステップアップしています。

現在、コート・ロティには、20区画を所有。それらの区画をさらに樹齢や土壌キャラクターの違いで66タンクに分け、区画ごとに全房発酵か除梗するかを判断し、醸造を行っています。

ステファン曰く、「コート・ロティはパワフルなイメージがあるけれど、畑はローヌ渓谷でも最北に位置する非常に傾斜のきつい丘陵地、本来はフィネスがありエレガントなワインが造られる。」その特徴をワインに表現しようと、日々研鑽を積んでいます。

また、ステファンの新しい試みとして、父の時代では造っていなかった白ワインの生産を2004年から開始。2010年からは、シャトーヌフ・デュ・パプとジゴンダスの間の畑を購入し、グルナッシュ主体のワイン造りを始めました。
「ル・タン・エ・ヴニュ(=時は来た!)」と名付けられたこのワインにも、彼らしいエレガントな味わいが見事に表現されています。
華やかでセクシー、そしてしなやかな優美さを合わせ持つ、新しいコート・ロティのスタイルを確立していっており、まさに目が離せない、注目の生産者です。

ステファン・オジェ

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