ロワール地方

田園風景に古城が点在する風光明媚な景観から「フランスの庭」と呼ばれるロワール地方

全長1,000kmにも及ぶフランス最長のロワール川。その沿岸一帯に広がるロワール地方は、フランス北西部に位置します。また、フランスの中でも美しい田園風景に古城が点在する風光明媚な景観から「フランスの庭」とも呼ばれています。

北緯47度前後と、ワイン産地としては冷涼な地域にあるため、全体的に軽やかで爽やかなワインが造られています。また、東西に広がる広大なワイン産地として4地区に分けられ、気候、地理・地質的にも多様性に富んでおり、爽やかな白ワインをはじめ、スパークリングワイン、芳醇な赤ワインや甘口ワインまで、バラエティ豊かなワインを生み出す産地として知られています。

また、ロワール地方は、フランスでのナチュラルワイン発祥の地でもあり、自然な造りを守る傑出した生産者を多数輩出したことでも有名です。現在でも多くの生産者がナチュラルなワイン造りに取り組んでいます。

おススメ郷土料理

  • ブロシェ・オ・ブール・ブラン(カワカマスのブール・ブラン・ソース)
  • ポテ・ド・ランティーユ・ヴェルト・デュ・ベリー(ベリー産レンズ豆の煮込み)
  • リエット・ド・トゥール(豚のリエット)
  • チーズ:サント・モール・ド・トゥーレーヌ(山羊乳、シェーヴルチーズ)
  • チーズ:セル・シュール・シェール(山羊乳、シェーヴルチーズ)
  • タルト・タタン(りんごのタルト)

ロワール地方の主なワイン産地

沿岸部ペイ・ナンテ地区

ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)で造られる辛口白ワインの産地。この地区では一定期間澱と接触させておくシュール・リー製法が多く採用されており、旨味が溶け込み風味が増したワインが造られます。

アンジュ・ソミュール地区

アンジュ市内から約40km上流に位置するソミュール市周辺まで広がる地区で、多彩なテロワールが存在するため、スパークリング、白(辛口~甘口、貴腐)、ロゼ、赤と多様なスタイルのワインが造られます。

トゥーレーヌ地区

トゥール市を中心にソミュールからオルレアンまで広がる地区。海洋性気候と大陸性気候の双方の影響を受け、多彩なブドウ品種が栽培されています。この地区でもスパークリング、白(辛口~甘口、貴腐)、ロゼ、赤と多様なワインが造られています。

サントル・ニヴェルネ地区

ロワール川の上流、フランスの中央部に位置する産地。ロワール川とシェール川流域の穏やかな起伏の丘陵地帯にブドウ畑が広がってます。ソーヴィニヨン・ブランで造られる辛口白ワイン、特にサンセール、プイィ・フュメが有名です。

主なブドウ品種

  • 沿岸部ペイ・ナンテ地区:ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)他
  • アンジュ・ソミュール地区:カベルネ・フラン、ガメイ、グロロー、シュナン他
  • トゥーレーヌ地区:カベルネ・フラン、ガメイ、シュナン、ソーヴィニヨン・ブラン、ロモランタン他
  • サントル・ニヴェルネ地区:ピノ・ノワール、ガメイ、ソーヴィニヨン・ブラン他

おススメ生産者

ドメーヌ・アンドレ・ヌヴー Domaine Andre Neveu

土壌の違いでサンセールの多様性を表現

ドメーヌ・ルノー・パパン Domaine Luneau-Papin

卓越したミネラルをもつミュスカデの名門

シャトー・ド・ラ・ロッシュ・アン・ロワール Chateau de la Roche en Loire

元建築家が手掛けるナチュラルワイン

参考文献:日本ソムリエ協会教本2024年版

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