三冠酒造

名脇役に徹し、食事を主役にする酒。

文化3年(1806年)創業の三冠酒造は、能登杜氏に次ぐ歴史を持つ備中杜氏の伝統を受け継ぐ酒蔵です。酒造りの軸に据えるのは、米と水、そして土地の味わい。岡山の風土と真摯に向き合いながら、実直な酒造りを続けています。

原料米には、岡山県発祥を代表する二大品種「雄町」と「朝日」を使用。雄町がもたらす奥行きのある旨味と、朝日の持つ透明感のある味わい。それぞれの個性を活かしながら、食中酒としての理想を追求しています。

仕込み水は、蔵の地元、山裾を水源とする清冽な硬水。かつてこの地域では「みこえの水」と呼ばれ、沿岸の塩田で働く人々の喉を潤してきた名水です。花崗岩の地質によって磨かれた純水は、すっきりとした質感と素材を引き立てる力強さを併せ持ちます。

酒蔵のほど近くには、岡山を代表する漁港・下津井港。三冠酒造の酒は、この港で水揚げされる魚介類との相性を第一に考えて醸されています。魚料理の旨味を引き立て、脂に負けない辛口の設計。飲み飽きせず、食事とともに自然に盃が進む味わいです。

米、水、そして味わいのすべてに地元へのこだわりを込めて。三冠酒造の酒は、料理に寄り添い、食卓を豊かに彩るための一献です。

三冠、和井田 / 三冠酒造

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