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実力派ソムリエの魔法の言葉から選ぶワイン

実力派ソムリエの魔法の言葉から選ぶワイン
 吉田 岳史(赤坂、エレヴァージュ・サード 店主)

1970年 生まれ。北海道出身。神戸、札幌、自由が丘、青山のレストランに勤務
2004年 西麻布で「エレヴァージュ」を開業
2018年 神楽坂に移転、「エレヴァージュ・セカンド」をオープン
2020年 3月、赤坂に移転、「エレヴァージュ・サード」をオープン
極めて貴重なワインをグラスで提供し、日本酒、ウイスキー、ブランデーなど多量の酒類を揃えている。中国茶、ダージリンの紅茶、日本茶なども豊富で、料理・ワイン完全お任せコースが人気。ワインの本質をあぶり出し、最良の状態でお客様にサーブする徹底した姿勢に、エレヴァージュ目当てで訪れる海外のお客様も多い。


〜君嶋哲至との出会いとは〜
君嶋さんに最初に会ったのは、2004年に開業してすぐの時でした。
その恰好を見て「なんてファンキーな人なんだ!これはひょっとして友達になれるかもしれない」と思いました。
私は、飲食業界では友達がほぼいないのですが、大学時代から周りにバンドマンの人が多くて、とても「親近感」
を覚えたのです。
それ以来、私の中で君嶋さんは「ロックのことをいろいろ教えてくれる優しいお兄さん」で、お酒の話はほとんど
したことがないです(笑)。

               
実力派ソムリエの魔法の言葉から選ぶワイン
〜君嶋哲至から見た吉田岳史氏〜
吉田さんの第一印象は、フランクでとっても気軽に話ができる軽やかさと、ジョーク
一つとってもその背後に豊富な知識と知性を覗かせるような深みがある、とても魅力
的で頭の良い方だと思いました。
ワインのティスティング能力、コメント力、そしてその知識は日本有数だと思ってい
るのですが、恐るべきことにその知識はワインのみならずほぼ全ての種類のお酒や
お茶、珈琲など様々な分野に伸びているのです。

今では吉田さんは、何かわからないことや困ったことがあった時に頼りにすることが
できる大切な友人の一人です。

 
 
バヌレ
◆Domaine Vial MAGNÈRES / Roussillon
ドメーヌ・ヴィアル・マニェール/ルーション

ワインを飲んだ瞬間、
その土地の風景や、料理が浮かぶことがあります。

その場所に全く行ったことがないのに、
なぜだか、風の匂いが漂ってくる・・・。

その時に想像した料理を、
後から調べてみると、

その土地で実際に食されている。

ワインって、
やっぱり凄いなと思います。

その液体を飲むと、

いろんな情報を教えてくれて、
“答えは、グラスの中にある”、
と言っても過言ではありません。

このヴィアル・マニェールは、
スペインに最も近い、
地中海に面したところに畑があります。

つまり、
魚介類や、オリーブオイルを使った料理が、

無性に食べたくなります。

実は、1659年まで、
この土地はスペインの領土でした。

つまり、
スペイン料理と親和性が高いのは、
歴史的にも、おそらく“正しい”と言えるのでしょう。


(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 
   

バヌレ
◆Domaine du Banneret / Rhone
ドメーヌ・デュ・バヌレ/ローヌ

このワインを飲んだ瞬間、「料理に合うな」と感じました。

 
赤ワインの汁気を味わいながら、、
鶏肉のコンフィなど、タンパク質が豊かな肉を食べたくなる。

 
「合う」というのは、
「無難に寄り添う」という意味ではありません。

 
一緒に飲んだり、

食べたりすることによって、
単体では気づかなかった旨みや良さが、
ドワッ!と、一気に引き出されるという事なのです。

 
そして、食べたら飲みたくなるし、
飲んだら、さらに食べたくなる・・・。

 
お互いが、シーソーゲームのように、
味覚が、双方から満たされていく。

 
特に、この蔵の白ワインは、
嗅いだ瞬間に、「あっ、海老の香りがする」と、
ブイヤベースを、無性に食べたくなりました。

 
そして、もうひとつ伝えたいのは、
「料理に合う」ワインは、決してレベルの低いワインではありません。

 
むしろ、「料理に合う」ワインこそ、
本当の意味での完成度の高いものだと、
今では、はっきり断言することができます。

 
いいワインを飲むと、美味しい料理を食べたくなる。

 

そして、上質な料理を食べることによって、
気づかなかったワインの良さを、さらに引き出すことができる。

 
じっくり付き合うことで、
お互いの良さを、少しずつ「発見」することができる。
(人生の良きパートナーと巡り合った感覚か?)

 
だから、結婚前は必ず同棲した方が良いです。
(あっ、脱線した)

 
とにかく、騙されたと思って、飲んでみて下さい〜。

(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 
   


コンダマン ベルナール
◆Domaine de Montbourgeau/ Jura
ドメーヌ・ド・モンブルジョー/ ジュラ
 
このワインを初めて飲んだ時、
こう感じました。
 
厳しい寒さの中、
葡萄造りには過酷な環境で、
よくここまでのワインが出来たなと、
 
ジュラ地方は、
標高が高く、かなり気温が低いので、
“普通に“ワインを作ると、
酸っぱいだけの不味いワインとなってしまいます。
 
しかし、
収穫時期を遅らせたり、
ワインをより長く寝かせたり、
いろいろ“工夫”をした結果、
素晴らしいワインが出来るのです。
 
夜中に気温が著しく下がり、
葡萄が身を守るため、
酸味を体内に蓄えます。
 
そのおかげで、
苦労して出来たワインには、
キューン!という、
研ぎ澄まされたミネラルの鋭さ、
純度の高い酸の美しさが生まれる。
 
あれだけ苦労した環境で、
手をかけて育ったからこそ、
ワインになった瞬間、
本当の“輝き”を放つ。
 
この“輝き”は、
フランス全土を探しても、
ここだけしかない特別のものです。
 
だから、
フランスの2つ星、3つ星のレストランに、
重宝されるのでしょう。


(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 


 
   


コンダマン ベルナール
◆Maison Condamin Bernard/ Bourgogne
メゾン コンダマン ベルナール/ブルゴーニュ
 
正直言って、驚きました。
 
リヨンのワインと聞いても、
何が何だか、よくわかりません。
 
聞いたこともないし、
経験したこともなかったからです。
 
しかし、
実際に味わってみると、
いいではないですか!。
 
ガメイ種のワインなんて、
酸っぱくて、飲めたもんじゃない・・・、
と考えながら味わってみると、
お、美味しいではないですか!。
 
このワインを飲んで、
無性にクネル料理が食べたくなってしまって、
そういえば、リヨンの名物料理ではないかと・・・。
 
“無意識に”、
土地の料理が浮かぶというのは、
本当に良いワインなのだなと思います。
 
ミネラルの粒子が緊密で、
まるでシルクの生地のように、
折り目正しく、キメが細かい。
 
ワインの完成度は、
極めて高く、こんなに素晴らしいのに、
このような値段で手に入ってしまいます・・・。


(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 
   


 


グランクール
◆Domaine de la Grand Cour/ Bourgogne
ドメーヌ・グランクール/ブルゴーニュ
 
フランスワインが凄いと思うのは、
それぞれの地域で、
多種多様なワインが存在するところ。


それも、
地域ごとに全く味わいが違うのに、
ひとつひとつのワインが、
際立った美味しさを持っているのです。
 
フランスのオーケストラを想像すると、
わかりやすいかもしれません。
 
多種多彩な音色が存在しているのに、
サウンドに“透明感”があるため、
ひとつひとつの楽器が、
“クッキリ”と聞こえる。
 
そして、
その音色の重なりが、
ステンドグラスのモザイク模様のように、
非常に美しい・・・。
 
そのバランスの良さは、
もう彼らのの天性と言っても良いでしょう。
 
そして、
このボジョレーのワイン、
“ガメイ種”を使っています。
 
ガメイ種のワインと言うと、
「ボジョレー・ヌーヴォー」のような、
安っぽくて、
飲みづらいイメージがあるかもしれません。
 
正直言って、
私も、“安っぽい”ボジョレーは、
とても苦手です。
 
ただし、
ごく一部の生産者で、
素晴らしい芳香と、純度の高い味わいを、
作り出しているものがあります。
 
この蔵がまさにそうで、
先日初めて飲んだ時、
「おーっ!」と、思わず唸ってしまいました。
 
このワインは、
大きなバルーン型のグラスではなく、
少しスリムな形状のグラスに入れてみて下さい。
 
大きなグラスに入れると、
酸味が強調され“酸っぱく”感じます。
 
しかし、
細めのグラスに入れると
甘さと酸味のバランスが良くなり、
好ましい味わいに変わります。
(例えば、リーデルのヴィノムシリーズの”キャンティクラシコ“)

(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 
   


 


マニャン
◆Domaine Stephane MAGNIEN / Bourgogne
ドメーヌ・ステファン・マニャン/ブルゴーニュ

 

 この蔵のワイン飲んで、まず感じたのは、
「いい葡萄、使ってますね」。


 肩ひじ張らない、果実味の素直さ。葡萄がしっかり熟して、凝縮
しています。果汁が溢れて感じるほど“肉厚”なのに、酸とミネラル
がとても綺麗なので、極めて上品なのです


 ここ10年ほど、ブルゴーニュワインはどんどん良くなっていま
す。できるだけ新樽を使わないで、テロワール(畑)の良さを、ど
う自然に、かつ鮮烈に表現出来ているか。農薬をできるだけ使わず、
慎重に葡萄の房を選別することによって、圧倒的な迫力が、このワ
インには備わっています。


一口飲んだだけで、「これは違うな」と納得することでしょう。


(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 
   

カプマルタン
◆Domaine Rollin / Bourgogne
ドメーヌ・ロラン/ブルゴーニュ

 

このワインを初めて飲んだ時、
「なんてバランスの良いワインなんだ!」と思いました。

 穏やかで、口に含んだ瞬間、
心地よい触感に、気持ちが休まります。

 攻撃的な要素が全くなく、
ただひたすら、ブルゴーニュワインの持つ優しさ、
土壌がもつふくよかさ、いわゆる「包容力」のような
ものが、にじみ出ているような気がします。

 決して、
神経質なワインではありません。

 飲みながら、傍らに、
ふっと寄り添ってくれるような、
そんな存在を感じさせてくれます。


(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 
   

カプマルタン
◆Domaine Capmartin / Sud-Ouest
ドメーヌ・カプマルタン/シュッドウエスト(フランス南西地方)

 

「マディランのワイン」と聞くと、渋みが強くて、その割には果実味の中身が弱

く、
バランスが悪いなと思ってしまいます。しかし、この蔵の「マディラン」を飲ん

で、
こんなに柔らかいマディランがあるなんて、とても驚きました。

 大きなボディがあるのに、芯が強く、「しなやか」な味わいなのです。しかも、


純な果実味ではなく、隠された層がいくつもあって、飲み進めるうちに、どんどん

湧き上がってくる・・・。この辺はフォアグラの産地でもあり、しっかりしたボ

ディ
のある食べ物と一緒に飲みたくなります。この重層的な構造のある果実味だからこ

そ、しっかりしたタンニンの良さが効いてきます。


(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 
   

クロウルラ
◆Domaine Clos Uroulat / Jurançon
ドメーヌ・クロ・ウルラ/ジュランソン

 このワインを飲んだ時、フランスの「オーケストラ」を思い出しました。
キューン!と金管が冴えわたり、ティンパニーが豊かで、「ゴツン!」とし
た重低音を奏でる。一つ一つの音色がクリアーで、全てに透明感があって鮮
やか。ふり幅が大きく、メリハリがはっきりしていて、尖った要素が本当に
心地よいのです。
 
 ドイツのオーケストラと違って、フランスは一つ一つの要素が濁ることが
なく、本当に綺麗。ドイツの音色が、丸みがあって柔らかいのとは対象的で、
フランスは背景まで透けて見えるほど、画像が鮮明です。
 
 話がずれてしまいました。このジュランソンを飲んだ瞬間、本当にスケール
の大きい、大聖堂のモザイクのような緻密な美しさを感じたのです。フランス
の3つ星レストランで、このワインが重宝されるのには、大きな理由があるの
だなと、改めて感じました。
 
 ジュランソンというワインは、レストランのソムリエにとっては、本当に取
るに足らないマイナーなものであるという認識を持っていましたが、その先入
観を、完璧に覆されました。こんないいワインがあるとは、本当に驚きです。
「良い」だけではなく、芸術的に完成度が高いのです。


(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 
   

コレマットーニ
◆Collemattoni/Toscana
コレマットーニ/トスカーナ

 私は、トスカーナワインがとても苦手です。仕事柄、やはり有名銘柄や、
中堅生産者のものまで、一通り飲みまくってきたのですが、なかなか、「美
味しい」と思えるものに、出会うことが難しいのです。


 実際に、個人的に好きなトスカーナは、40年以上熟成して、渋みが澱と
なって底に落ちて、「エレガント」になったワインなのです。つまり、熟成
の若いワインは、なんだか「強引な渋み」や、いびつな要素があって、な
んだか飲み疲れしてしまうのです。

 しかし、この蔵のワインを飲んで「こんなに飲みやすいトスカーナ」が
あるんだ、と驚きました。焼いた肉や、チーズと一緒に飲んでみると、あ
れっ、どんどん杯数が進んで、身体に馴染む心地よさがあるのです。

 「エレガント」と一言で言うだけでは、説明不足です。液体を口に含む
度に、食べたい料理が浮かんで、実際にその料理を食べながら、次第に身
体中が満足感で満たされていく・・・。良い食材がある土地だからこそ、
こういうワインが生まれるのだなと、納得しました。なんだか、私の育っ
た北海道のような、食べ物に恵まれた生活の豊かさを感じます。


(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 
 
ラゴ
◆Domaine Ragot/Bourgogne
ドメーヌ・ラゴ/ブルゴーニュ

 初めてこのワインを飲んだ時、フレッシュな牛肉の赤身を思い出し
ました。新鮮な牛肉を噛んだ瞬間に、ほとばしる赤身の肉汁。そうい
えば、この地域は「シャロレ牛」で、有名ではないですか!。
 
 そして、「シャロレ」というチーズもここの名産です。あのシュワ
シュワと舌の上で細かく動いているかのような、出来立ての若さ。山
羊のチーズの複雑な拡がりがもう、あぁ・・・想像できます。
 
 こんなに完成度が高いピノノワールなのに、驚くほどの値段の安さ。
この安さは、もう信じられません。ブルゴーニュの中心部でこのクオ
リティのものを探すと、もう1万円近い金額を払わなければいけませ
ん。実際に、高級なレストランをやっている私なのですが、ジヴリー
という産地は、今まで見向きもしませんでした(すいません)。
 
 しかし、ここまで完成度が高いということは、これから、見過ごす
ことは出来ません。このワインを飲むと、美味しい料理が食べたく
なる。そして、またこのワインのグラスに手が伸びる・・・。蘊蓄な
ど正直言ってどうでも良いのです。本能が欲するワインが、まさに
これではないかと思います・・・。


(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 
 
レヌッチ
◆Domaine Renucci/Corse
ドメーヌ・レヌッチ/コルス(コルシカ島)

 このワインの香りを嗅いだ瞬間、「小豆島」を思い出しました。
そよそよと風が吹き、暑いはずなのに、乾燥しているので、なんとも言えず爽やか。
 
 風がふんわりと軽くて、肌の上を跳ねるように抜けていく。本当に心地よい島だった
のです。オリーブが名産の小豆島は、ひょっとして、気候がコルシカ島に似ているのか
もしれません。(実際に、気候、湿度などを調べてみると、非常に似ていました)
 
 彼のワインを口に含んだ時、「なんとも言えない軽さ」が、肌を撫でるように抜けてい
く、あの小豆島の風を思い出したのです。嫌な要素が全くなく、「こんなに飲みやすくて
いいの?」とするすると、身体の中に、滑り込んでくる・・・。
 
 しかも、あんなに「軽い」のに、しっかりした果実味と密度があって、料理と一緒に
合わせると、良さがどんどん湧き出て、いつの間にか飲み進めてしまう。
 
 フランスの南の島だからと言って、下品な濃さというものは全くなく、ものすごく上品。
レヌッチの赤ワインを飲んだ時、ブルゴーニュの偉大な畑「グリオット・シャンベルタン」
を思い浮かべたほどでした。



(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 

ブザン
◆Christian Busin / Champagne
クリスチャン ブザン/シャンパーニュ

 この蔵のシャンパンはずっと好きで、2004年ヴィンテージと、2008年
ヴィンテージを、君嶋屋さんの在庫がある限り、ずっと買い続けていました。
 

 何が特別かと言いますと、キューン!という鮮烈さと豊かさが、「矛盾すること
なく共存」しているからです。ただ辛いだけや、ただ重厚なだけのシャンパンは
数多く存在します。しかし、尖った鋭さと、円やかなコクが、両方兼ね備えている
シャンパンは、ほとんどないからです。
 

 まさにこれが「ヴェルズネ村」の特徴で、クリュッグ社が、この村をとりわけ
重宝してきた理由が、ここにあります。ブルゴーニュで言えば、偉大な「シャンベ
ルタン」に似ていて、緻密な繊細さと、ズドーン!という大胆なボディが備わって
いる・・・。

 
 いろんなシャンパンを飲んだ後、この蔵のものを飲むと、よくわかると思います。
何かが足りない・・・、でもここには、間違いなく「それ」がある。
(散々浮気をした挙句、本命の彼女に戻っていくみたいな・・・あっ、すいません)



(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 

蔵ー@宇
◆Auguste Clape / Rhone
オーギュスト・クラープ/ローヌ

私が君嶋屋さんと取引を始めたのは、およそ15年前のことでした。
その時、初めてワインリストを観て、
「クラープのワインが、こんなにあるの!」
と、心の底から驚きました。
 
世界中探しても、彼のワインを見つけることが至難の業なのに、
この横浜の酒屋さんでは、「買い放題」と言えるほど、たっぷりあるんだと。
 
自己紹介を少し書きますが、私は西麻布で2004年に開業し、
2017年まで同じ場所でお店を続けていました。
 
最後の数年は、世界中からお客さんが来てくれるようになりました。
(おそらく、30%は外国の方)
 
地球上の星付きレストランを廻り尽くした方々が、
「クラープのワインが飲めるの!」と、
キラキラした目をしながら、すかさず注文するのです。
 
忘れられないのは、彼の1988年のコルナス。
 
溶けたシラー種の香気高さ。
豊かな果実味の奥から、湧き上がるような、ミネラルの輝き。
ツルン!という、滑らかな触感と共に、
拡がりのある、明るさが押し寄せる。
 
モネの「夕日」のような、柔らかく、包容力のある光彩。
 
あれを味わってしまうと、も、もう止められません・・・。
いわゆる、アンリ・ジャイエさんの「リッシュブール」、
ペトリュスの1970年、シャトー マルゴーの1986年。
 
偉大なワインには、かならず存在するべきもの。
輝きと、豊かさが調和した、究極の美が、そこにありました。


いろいろ、ヴィンテージごとに売っているので、この際、全部説明しておきますね。
(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)

 
 


 

 
 

 


 
 
 
ボクスレー
◆Domaine Albert BOXLER / Alsace
ドメーヌ・アルベール・ボクスレー/アルザス

アルザスと言えば、
私はパティシエの、「ピエール・エルメ」さんを思い出します。
 
彼は、アルザス地方出身。
そのお菓子の中には必ず、
「キューン!」という、輝かしい酸の美しさがあります。
 
その煌めく光彩の中に、
この地域の人の、太陽に対する憧れがあるように思います。
 
あれだけ寒い大地を、
太陽の明るさが、少しでも暖かさを与えてくれるから。
 
暗い夜が明け、
朝陽が差し込んだ瞬間の、
喜びに近い感情が、そこにはあるのではないでしょうか。
 
私は北海道出身なので、
その気持ちが、なんとなくわかるような気がします。
アルザスのワインも、同じだと思います。
 
寒い地方だからこそ、葡萄が身を守るために酸味を蓄え、
痩せた土壌の、栄養分を必死で吸い上げる。
穢れのないその綺麗さは、ミネラルの粒子が輝いた証。
 
これから紹介する、
アルベール・ボクスレーさんは、
極めて伝統的な、「アルザスワイン」を作ります。
 
その土地に根ざした文化が、
ワインを通して、素直に伝わってくる。

(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 
 
 
 

 
  


 

 
 
アレナ
◆Domaine Antoine Arena / Corsica
ドメーヌ・アントワーヌ・アレナ/コルシカ

 今回の“コロナ禍”で最も良かったのは、1本のワインにじっくり向き合い、食
事をしながら、ゆっくりそのワインを味わうことが出来たことです。

 
 コロナ前は、毎日すごい数のワインを片っ端から開けて、どんどん味見し、お
客さんにひたすら提供していく、という「点と点のつながり」でしかありません
でした。実際に、毎日レストランの仕事をしていると、ゆっくり1本、食事と一
緒に楽しむという時間はほとんどありません。

 
 しかし、今回の「ステイホーム」のおかげで、瞬間的には感じることのでき
ない、「ゆったりした時間」を豊かにしてくれるものに出会いました。


 それがこの「アントワーヌ・アレナ家」のワインです。


 最初の一口目は、「あれっ、ひょっとして単調なワインなんじゃないの?」と、
判断してしまうかもしれません。実際に、私自身が、今まではそうだったと思い
ます。しかし、食事を咀嚼しながら、じっくりその液体を味わってみると、料理の
豊かさと奥行きを、見事に引き出してくれます。飲み進めるうちに、決して飽きる
ことがなく、変化の度合いに応じて、どんどん魅力が溢れてくる・・・。


 そして、飲むスピードがどんどん上がっていく。


 実際に、私の店でもワインを販売しているのですが、このワインは、強引に勧め
ても間違いがないのです。フランス国内でも、手に入れることが非常に難しいとい
う理由は、おそらく、ここにもあるのではないでしょうか。
(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)


 

 


 
   

モンキュイ
◆Pierre Moncui / Chanpagne
ピエール・モンキュイ/シャンパーニュ

もうこの業界に入って、
30年近く経つのに、未だに、わからないことが多いのです・・・。
 
今まで経験した中で、
「これはこうだ」と、決めつけていた認識が、あっさりと覆される・・・。

わかったつもりになっていても、実は、全くわかっていなかった。 
この「ピエール・モンキュイ」というシャンパン、誤解していました。
 
今回、自分の保管庫に入れ、
理想的な温度で開け、24時間前から整えて味見してみました。
そうすると、全然違うではないですか!。
 
「構造が緩くて、ちょっと物足りない」、
という先入観があったのですが、完璧に覆されました・・・。
 
隅々まで、たっぷりした密度があって、
ミネラルの緻密な粒子が、キラキラと輝く。
 
メニル・シュール・オジェ村のワインは、
キューン!とミネラルが研ぎ澄まされているだけで、
中身が「弱い」ものもあるのですが、これは、全然違いました。
 
口の幅が広いグラスに入れて、舌の隅々まで、
液体を行き渡すようにすると、なんとも豊かな味わいに。
 
このグラスに「普通の」シャンパンを入れて飲むと、
横に酸味が拡がり酸味が強くなって、
甘さを抑えて、ものすごくバランスが悪くなってしまいます。
 
お見事でした・・・(BY大政絢)。
 
ところで、
どうしで私が、「ピエール・モンキュイ」を、
正しく理解していなかったかと言いますと、
「試飲会という環境で飲んで、判断していた」からです。
 
試飲会というのは、同じ会場に、数多くの人が集まり、
片っ端から多量のワインを味見します。
 その時に、ワインを注いでは置き、
注いでは置きという作業を、延々と繰り返します。
 
つまり、液体が揺れまくっていて、もう「荒れ放題」なわけです。
 
それを認識しているので、香りで判断し、味は確認だけ、
それで、どんどん「作業」を進めていきます。
 
いやー、でもやっぱり、
判断するのは難しいですよね・・・。
 
いろいろ、勉強になりました・・・。
 
では、それぞれのシャンパンの、感想を載せていきます。

(吉田氏による各ワインの説明は商品ページ内に記載してあります)
 

 


 




 
   

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