◆◆ドメーヌ ステファン・オジェ◆◆
〜しなやかな優美さを真髄とする新しいコート・ロティ〜
オジェ家は、コート・ロティの中心地アンピュイを拠点に、何世代にもわたりブドウ農家を営んできましたが、1983年にミッシェル・オジェが醸造・ドメーヌ元詰めを始めました。息子のステファンが加わってからは、コート・ロティのトップ生産者に数えられる注目すべき存在となり、華やかでセク シー、そしてしなやかな優美さを合わせ持つ新しいコート・ロティのスタイルを確立しました。

コート・ロティはパワフルなイメージがあるけれど、畑はローヌ渓谷でも最北に位置する非常に傾斜のきつい丘陵地、本来はフィネスがありエレガントなワインが造られる、とステファンは言います。ブルゴーニュで 行われている細かな畑の作業や区画（リューディ―）ごとに収穫、醸造することを取り入れることで より洗練されたワインへとステップアップしていきました。現在、コート・ロティには、20区画を所有、 それらの区画をさらに樹齢や土壌キャラクターの違いで66タンクに分けて醸造を行っています。また区画ごとに全房発酵か除梗するかを判断します。2004年にはステファンは父の時代には行っていなかった白ワインの生産を開始しました。また、2010年に南ローヌのシャトーヌフ・デュ・パプとジゴンダスの間の畑を購入し、グルナッシュ主体のワイン造りも始めました。まさに目が離せない、コート・デュ・ローヌ注目の生産者です。