磯自慢酒造

焼津唯一の酒蔵、磯自慢酒蔵

創業は1830年。磯自慢酒造は焼津の大地主であり、庄屋として農業経営に従事する傍ら、冬の農閑期に米で酒を造っていたと思われますが、戦後、副業であった酒造りに専業化していきます。

その後、努力をしなくとも日本酒が飛ぶように売れた高度経済成長期を経て、昭和末のバブル期に突入。洋酒が人気を集め、日本酒の消費量は減少。「時代遅れの酒」となっていきました。

こうした状況にいち早く危機感を感じた磯自慢酒造では、品質重視路線に舵を切ります。当時の杜氏、志太杜氏の横山福司氏の努力により、現在の磯自慢酒造の基礎が築かれました。

磯自慢酒造では、「酒販店やファンの信頼を決して裏切らない」という一点に注力し、工夫や努力を重ねています。県内でも磯自慢でしか導入されていない機材が数多くあり、「磯自慢品質」の安定化を支えています。

現社長の寺岡洋司氏がほれ込んでいるのが、兵庫県の東条町(現・加東市)産の酒米、山田錦。
2010年からは東条町秋津にある「西戸」「常田」「古家」という区画毎に仕込みを行い、ワインでいうテロワールの表現も実践しています。

磯自慢の酒造り

磯自慢酒造で使用する酒米のほとんどは山田錦。
使用する全酒米の内、約65%が兵庫県特A地区で収穫される契約栽培米の東条山田錦です。

麹造りは、独自の製麹法を行い、総杉作りの広い麹室で長時間かけ、完全手造りで行います。
酵母はすべて速醸系の酒母を使用。蒸し米、南アルプスからの仕込み水、そして静岡酵母を含む優良な自社保存酵母を添加し、冷蔵酒母室で酵母を純粋培養します。カプロン酸系の酵母は一切使用していません。

できあがったもろみは、冷蔵搾り室で昔ながらの搾り機である槽(ふね)と、自動搾り機の二台を使用してしぼります。冷蔵室で絞ることで常に低温に保たれ、とても清潔な環境となっています。

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